2009年7月2日木曜日

LA女子のリアル?「The Hills」


(写真左からローレン、オードリーナ、ハイディ、ホイットニー)

LAガールズの日常生活を追ったMTV制作のリアリティ(?)ドラマ
「The Hills」です。このテのドラマはもはやリアリティという
単語使用がはばかられますが、便宜上ということで。

「The Hills」はカリフォルニアの高級住宅地、オレンジ・カウンティ
(O.C.)に住むお金持ち高校生たちの日常を追ったドラマ
「ラグナ・ビーチ」のスピンオフ。「ラグナ~」に出演していた
ローレン・コンラッドの高校卒業後のLAライフを追っていきます。

このドラマの見どころは、LAのカラッとした天候に
ダマされそうになりますが、キラキラスマイルの下にある
リアルで恐ろしい“女同士の争い”です。

メインとなる登場人物は女子が4、5人いるのですが、

「あの子が裏切った」
「もう口きかない!」
「あの子と遊んでるってどういうこと?」

などなど、女子チーム内の脅しにも似た結束感、
そして友情という名のもとに繰り広げられる女同士の力関係、
利害関係の図がとてもよく透けてみえます。
(このあたりもリアリティかどうかはかなり怪しいのですが、
単純に見ていて楽しいのでよしとします)

とはいえ、女の子にはやっぱり女の子が必要。
男がらみで傷ついたとき、その他もろもろ、
最後にそばにいて助けてくれるのは女子ですもんね。

劇中、ローレンに嫌われすっかり孤立してしまったハイディが、

「わたしにはgirlsのsupporting systemが必要なの」

といったたぐいの台詞を放っていたのが印象深いです。
女同士の友情は、supporting system = 相互援助体系 なのですね。

そのほかの見どころはやはりファッション。
ファッション・デザイナーを目指すローレンは学校に通いながら
雑誌「Teen Vogue」でインターンとして働いているのですが、
編集部内の様子、ファッッションショーやスチール撮影の裏側など、
華やかでレアな部分もたくさん出てきます。

ところで肝心のローレンのファッションですが、
個人的にはいまいちあか抜けない印象がありまして。
LAカジュアル的な着こなしはとてもうまいのですが、
やっぱりビーチが似合うというか、あまり都市仕様ではないというか。
その点、ローレンの同僚ホイットニーのファッションはいいですね。
色の使い方やヘアの合わせ方など、スタイリッシュで
とても洗練されています。
(彼女たちは出演シーンの数も違うので、ホイットニーはラフな部分が
ドラマにあまり出てこない、というのもあるかもしれませんが)
個人的に参考にしたいと思うのは、オードリーナです。
彼女は黒髪なのもあり、基本的にクール&セクシーでちょいロック風味。
ヘアスタイルがいつもいい感じです。

まあとにかく、彼女たちはリッチです!
ハタチそこそこの子らがシャネルのバッグをいくつも持って
ハイブランドの服を着回して、、、というのは
確実にリアルじゃないと思うのですが、
そうでないと視聴者は“憧れ”の感情を抱けませんからね。

まったくの素人だったローレン・コンラッドはこのドラマのおかげで
一躍ファッション・セレブとなり、自身のブランドで
デザイナーデビューも果たしました。
服のほうは、カジュアル路線です。

USではシーズン1~5まで放送終了しており、
シーズン6がこの秋スタート予定(ローレンは出演しないとのこと)。
日本ではシーズン4がMTVほかで放送中。

ちなみにシーズン5まですべて観ましたが、
5はかなり無理がありましたね。もともと50%ぐらいだった
“リアリティ”の部分が10%以下になっているような印象にて。。

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