2009年10月22日木曜日

【名盤セレクト】第1回「Who is this bitch, anyway?」


時が経つにつれて、聴かなくなる音楽ってありますよね。
きゃああ、、こんなの聴いちゃってたのね、恥ずかしいぃ。。みたいな。

その一方で、流行に左右されず、いつ聴いても素晴らしい
マスターピースっていうのも存在するものです。

個人的に、おそらく“永遠のマイベスト”に入るであろうという
音楽をこれから少しづつ紹介していきたいと思います。

第1回は、偉大なるジャズ・シンガー、マリーナ・ショウが1974年に
ブルーノートに残した大傑作「Who is this bitch, anyway?」です。

本人いわく、このアルバムは

「ラブ・ソングのアルバムよ」

とのことですが、まさにその通り。
わたし自身、ラブモードに突入すると必ずといっていいほど
ipodでこのアルバムをプレイすることになります。
それはあまりにも無意識で、これをプレイしてはじめて
「ああ、いま恋してるのね」と実感するという、
いわば“踏み絵”的な存在でもあります。

わたしがこのアルバムを初めて聴いたのは、大学生のころ。
当時のバイト先にいたジャズ好きのお姉さんに薦められて
聴いてみたところ、えらく気に入ってしまい
何度聴いたかわからないほど聴き込んだアルバムです。
(最近はめっきり少なくなりましたが)

デヴィッド・T・ウォーカーのギター、
チャック・レイニーのベース、
ハーヴィー・メイソンのドラム、と
バックのメンツも素晴らしい。

そして何よりも、マリーナ・ショウの淡々としつつも
泥臭い、ソウルフルなボーカルが女心を揺さぶります。

ラブモード全開のときに聴きたくなるのは

「Feel like makin' love」
「You taught me how to speak in love」
「You been away too long」

あたりのバラードです。

ジャケとタイトルの秀逸さはさることながら、
アルバム全体を通して捨て曲がないっていうのは重要。
それから個人的には、“映像が見える”音楽っていうのが
決め手だったりします。

これはもちろん、見えますよ。
いろんな映像が。

youtubeで見つけた「Feel like makin' love」
バックの映像はいかがなものかと思いますが。。


比べてみてください。

この曲のオリジナルはロバータ・フラック。


D'angeloのバージョン。いま彼なにしてるんだろう。。

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