2010年3月7日日曜日

サンドラ、ラジー賞受賞もスピーチで圧勝!


毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に“最低”映画賞を
発表するゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)が
3/7に発表され、サンドラ・ブロックが栄えある(?)
最低女優賞を受賞した。

ハリウッドスターとしては珍しく、堂々と授賞式に
出席したサンドラは、
「わたしのキャリアを台無しにしてくれてありがとう」
「投票した全員がこの映画を観たのかしら。
映画をちゃんと観てから、本当に最低の演技だったか
どうか判断してね。ちゃんと観ると約束してくれるなら、
来年ここにラジー賞を返しに戻ってくるわよ」
とぶちかまし、最低女優賞&ブラッドリー・クーパーとの
コンビで最低カップル賞も受賞した「All About Steve」
のDVDを会場の全員に配るという、一枚上手の
パフォーマンスでラジー賞を圧倒した。

さっすがサンドラ!と拍手したくなるみごとな
“やり返し”です。過去にハル・ベリーがラジー賞
授賞式に出席したことがありますが、ハリウッド
スターがラジー賞に現れるのはまれ。
しかもここまでできるのはオトコマエな
サンドラ姉さんしかいない(笑)

ラジー賞でのスピーチはこちら↓
会場は笑ってるけどサンドラ姉さんは真剣!


いよいよ明日3/8に発表されるアカデミー賞では
「しあわせの隠れ場所」で主演女優賞にノミネート
されているサンドラ、本家オスカーも受賞となれば、
同年にラジー&オスカーをW受賞する史上初のスターとなる。

ちなみにわたしがサンドラを好きになったのは
ヒュー様との共演作「トゥー・ウィークス・ノーティス」
でのコメディエンヌっぷりを観てからなんですが、
(それまでは中途半端な女優だと思ってた)
サンドラって、いわゆる“美人女優”ではない
自分の立ち位置とキャリアの方向性を
いい時期で的確に判断して、論理的に
成功をつかみ取った人だと思うんですよね。
同世代の女優がぼろぼろ消えて行く中で、
45歳にしてトップクラスで生き残っているのは
そうした頭の良さがポイントだったんじゃないかと。
“自分の役割を客観的に理解している”っていう
点ではヒュー様とも似たものを感じます。
※ちなみにヒュー様はサンドラを一番好きな
共演者に挙げています。単に“強めの女”が
タイプなだけかもですが

サンドラって基本的に顔がコワい&
ケンカで怒鳴ってるシーンはまじコワい(「クラッシュ」など)
んですが、そこが魅力なんですよね〜。

製作&主演をこなしたズレまくりの意欲作
「デンジャラス・ビューティ」シリーズなんて
のもあるし(笑)、
ラジー&オスカーのW受賞がここまで似合うのも
サンドラぐらいかと!

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