2010年3月14日日曜日

【名盤セレクト】哀愁の90年代R&B、女性編

年月を経ても色あせない、個人的な名盤をご紹介
するこのコーナー(かなり久々ですが復活!)、
今回はアルバム単体ではなく“哀愁の90年代R&B”と
題して、R&Bの黄金期ともいえる90年代の名曲たち
をセレクトしてみたいと思います。
いま30代ぐらいで青春時代にこのへんを聴いていた人
は、懐かしすぎて涙が出ちゃうかも!
個人的にはヒップホップのほうが濃ゆ〜いセレクトが作れる
んですが、熱が入りすぎて止まらなそうなので
今回は女性R&Bオンリーでいきます。

★メアリー・J・ブライジ
「Real Love」('92)

泣く子も黙るクイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル(死語!)。
ストリート感を前面に押し出したサウンドもビデオも
めちゃくちゃカッコ良かった。多作なメアリーJのアルバム
の中でも、このデビューアルバム「What's The 411 ?」
(プロデュースはP・ディディ。リミックス盤も必聴)と、
「Mary」('06)は秀逸。

★SWV
「Weak」('92)

いまこのビデオ見るとファッションが強烈(笑)
SWVは、90年代に大量生産されたガールズグループ
(Xscape、Jade、Totalとかいたなぁ)
の中でも一番好きだった。
特にこの「Weak」を含むデビューアルバム
「It's About Time」は何度聴いたかわからない。
ちょっと不安定なリード・ボーカル、ココのヘタウマな高音
が中毒性ありで、女子受け抜群な1枚。
マイケル・ジャクソンの「Human Nature」
をサンプリングした「Right Here」(テディー・ライリー
によるリミックス)も名曲!
SWVはひそかにアルバム全部持ってます。

★TLC
「Baby Baby Baby」('92)

TLCといえばやっぱりコレ!その後メガヒットアルバム
が何枚か出たけど、このデビュー作「Ain't 2 Proud 2 Beg」
のノリがいちばんTLCっぽい。こちらのプロデュースは
ベビーフェイス&ダラス・オースティン。
あ〜やっぱりいい!

★アリーヤ
「Back & Forth」('94)

「At Your Best」('94)

R・ケリーの秘蔵っ子として15歳で華々しくデビュー
した早熟な歌姫アリーヤ。デビューアルバム
「Age Ain't Nothing But A Number」は捨て曲なしの
大名盤で、当時結婚説まで流れたエロハゲ親父、R・ケリー
のただならぬ愛がスパークしたかのような出来ばえ。
ダウナー系?なムードはいま聴いても素晴らしい。
アイズレー・ブラザーズのカバー「At Your Best」は
切ない系バラードNo.1。
R・ケリーのもとを離れたのち、ティンバランドの
プロデュースで世に送り出したアルバム
「One In A Million」('96)は、あの当時かなり
“早い”サウンドだった。
'01年、飛行機事故により22歳の若さで命を落とすも
アリーヤはいまだに唯一無二の存在。

★モニカ
「Before you walk out of my life」('95)

アリーヤ、ブランディ、モニカとティーン歌姫が
一斉にデビューした時代。モニカはベリーショートが
可愛くて可愛くて。ダラス・オースティンら
プロデュースのデビューアルバム「Miss Thang」
より。

★ブランディ&ワンヤ・モリス
「Brokenhearted」('94)

これはバラードの名曲中の名曲。ボーイズIIメンの
ワンヤとのデュエット。デビューアルバム「Brandy」
ももちろんよかったけど、わたしはアリーヤ派だった
ので思い入れは少ないかも。

★ブラウンストーン
「If You Love Me」('94)

マイケル・ジャクソンのレーベルMJJから
デビューした超実力派の3人組。
鳥肌が立つほどの歌のうまさで、力強いコーラスが
持ち味。先駆者アン・ヴォーグは完璧すぎてあんまり
好きじゃなかったけど、後発のこちらは
ストリート感があってよかった。

★ジャネイ
「Hey Mr.D.J.」('94)

説明不要のクラシック。オシャレ度高めで
クラブでもがんがんかかってた。(まだかかってる?)
ノーティ・バイ・ネイチャーがプロデュースした
デビュー作「Zhane」より。

★フェイス・エヴァンス
「Fallin' In Love」('95)

P・ディディ率いるバッドボーイ・レコードより
亡きノトーリアスBIGの妻でおなじみフェイス・エヴァンス。
メアリーJより“しっとり系”で、
アルバムを通して渋めで大人っぽいデビュー作「Faith」は
かなり好きだった。メアリーに比べて地味な存在だけど、
フェイスはアルバムほぼ全曲を自分で作ってる。


このあと90年代後半にはエリカ・バドゥ、アンジー・ストーン
らが登場してニュークラシック・ソウル(死語!)が
盛り上がっていくわけですが、やっぱり哀愁を感じるのは
90年代前半ですね〜。自分的にもちょうど中学〜高校という
多感な時期だったもので、このへんを聴くと
一気にタイムスリップしてしまいます。
MTVにかじりついてCD屋に買いに行って、、懐かしい!
ついでに甘酸っぱい思い出たちもフラッシュバック!

流行は20年おきに繰り返す、って言いますけど
ということは、2010年代には90年代サウンドが
カムバックするってことでオッケー??

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