2010年5月30日日曜日

ひと足お先に「SATC2」鑑賞!


待望の続編「セックス・アンド・ザ・シティ2」の
完成披露試写会に行って参りました。

シリアス路線だった1作目に比べて、今回は
かなりコメディ色が強い印象で、全編を通して
だいぶ笑わせてもらいました。MVPはもちろんサマンサ!

ただし、シリーズ長年のファンからすると
のっけから「えっ?」な展開(やっつけ気味)で
スタートし、ライザ・ミネリの「Single ladies」熱唱で
中年ファンを意識したかと思えば、中盤では
ペネロペ(一瞬)、マイリー・サイラス(一瞬)の
ゲスト出演、そして映画版のお約束になりつつある
“逃避行”でアブダビ旅行、そして元彼・エイダン登場と、
2時間半にいっぱい詰め込んで、映画ならではの
“ゴージャス感”も出して...と、
笑って楽しめるので大満足ではありますが、
突っ込みどころもアリアリ(詳しくは書きませぬが)。
要は、大味です。

前作もそうでしたが、
映画版はドラマシリーズとは別物ととらえた
ほうがよさそうです。
2時間半という時間の制約がある中で、キャラ全員を
丁寧に描くことは物理的にムリですし、
ドラマという長尺だからこそ描ける“日常の積み重ね”は
やっぱり映画では出せないですね。

ただし、だからこそシリーズのファンでなくても
十分に楽しめる出来になっているし、
シリーズ前半のような“働く独身女性の恋愛日記”
といった狭いテーマから、結婚や育児といった
より普遍的なフェーズに移行したことで、
男性を含む幅広い層の鑑賞にも耐えうる作品に
仕上がっている、という印象はあります(コメディ映画として)。

今回の見どころは結婚2年目を迎えた
キャリー&ビッグが結婚の“伝統的な価値観”と
どう折り合いをつけていくのか、
ミランダは仕事(ミランダは前回かなりフィーチャー
されていたので今回は薄め)、
シャーロットは育児、とそれぞれの悩みに対峙して
いきます。
一人だけ変わらないのはやっぱりサマンサ(笑)。
今回も完全な“ヨゴレ”となって、体を張って
観客を笑いの渦に巻き込んでくれています。

わたし思うんですけど、このシリーズ、
やっぱりサマンサ(キム・キャトラル)は偉大だなと。
個人的に一番好きなキャラっていうのもありますが、
今回のサマンサの貢献度はかなり大! です。

ちなみに映画の中で、わたしが一番グッときたのは
スティーブの
「Good for you!」
というひとこと。
こう言ってくれる旦那さんって、いいなあと。
どのシーンかは観てからのお楽しみ!

なんだかんだ言って、このシリーズが
まだ観られるってだけでファンとしては涙モノなわけで。
3も4も5も、出来る限り続いてほしい!と
切に願う次第であります。

ムリして“逃避行”してくれなくてもいいかな、
とは思いますけどね。

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