2010年10月3日日曜日

ホアキン・フェニックス、2年間の奇行はすべて演技!


2008年、俳優を引退しラッパーへの転身を表明して
世間を驚かせたホアキン・フェニックス。
その後、激太り&ヒゲもじゃのルックスや、
インタビュー番組での奇行が話題になり、
完全に“壊れちゃった人”扱いをされてきた
ホアキンですが、なんと、この2年間の行動はすべて
「I'm still here」というドキュメンタリー映画の
ための演技だったことが明らかに!


左から「I'm still here」監督のケイシー・アフレック(ホアキンの義弟)、Pディディ、ホアキン(※演技中)

ホアキン・フェニックスといえば、
狂気に満ちた王子役を熱演した「グラディエーター」、
カントリー歌手、ジョニー・キャッシュの半生を
吹き替えなしの歌と“魂の演技”で再現した
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の2本で
アカデミー賞にノミネートされた超演技派。

わたし自身もホアキンは大好きな俳優で、
引退宣言〜奇行の数々については、衝撃を受けつつも
あれだけ鋭い感性をもつホアキンなら「さもありなん」
と、複雑な心境で眺めていたわけですが。。

完全にダマされました!
でも、最高です!

ケイシー・アフレックとホアキンのコンビが仕掛けた
この2年間の壮大なドッキリ(?)企画は
世間を納得させる十分な材料とインパクトがあったわけです。

アーティスト肌のホアキンなら「ハリウッドがイヤになった」
という理由も“ありそう”だし、音楽界への転身も
「ウォーク・ザ・ライン〜」で歌えることを証明済みで
不自然さはなし。(ただし、なぜゆえヒップホップ!? 
という驚き&失笑)激太り&ヒゲもじゃのビジュアルで
アブない感を演出→奇行で完成。
ドラッグ疑惑に関しては、実の兄リバー・フェニックスの死を
彷彿とさせて、こちらもリアルといえばリアル。
こうしたメディアが喜んで飛びつきそうなネタを
提供しつつ、ホアキンの演技力をもって
みごとに世間を欺いたわけですね。
(一部ではヤラセ説が出ていたようですが)

まさに“セレブリティの虚像”です。

というわけで、奇行時代のホアキンを振り返ってみましょう。

★米トーク番組「late show with David Letterman」に出演。
共演者(グウィネス・パルトロウ)の名前を答えられなかったり、
「あ〜う〜」「わかんない」的な反応が“ヤバすぎる”と話題に。
番組中、口からガムを取り出すシーンも。



★ライブでダメダメなパフォーマンスを披露。ブーイングに逆上して
客席に飛び込んで殴り掛かった、らしい。


こちら↓は、復活後のホアキンです!

★先月9/22、デビッド・レターマンの番組に再出演し、謝罪。
一連の奇行と映画について「セレブリティや、人々とメディアの関係を
暴きたかった」と説明。前回出演時(1年半前)の奇行については、
「(レターマンが)演技と本物の違いがわかると思ったから」と平謝り。
レターマンは「あの出演で相当なpRになったんだから、お金ちょうだい」
と痛烈なジョークで仕返し。



わたしもすっかりダマされたうちの一人ですが、
今後またホアキンの演技が見れる!という
喜びのほうが大きいですね。Welcome back, Joaquin!!

★映画「I'm still here」予告編